視力の検査について

視力の測定 眼鏡の処方

  Landolt環指標

5m離れたLandolt環指標の輪の切れ目1.5mmは視角1分に相当します。

視力の値=1/視角(分)なので、その場合の視力が1.0になります。

レンズの補正なしに1.0の値がみられる場合、正視、凹レンズを必要とする場合、近視、凸レンズで補正される場合、遠視となります。下の眼球断面で見ると、近視は網膜よりも前に集光するので凹レンズの補正が必要で、逆に遠視は理論上網膜よりも後方に集光するので凸レンズの補正が必要な状態とも言えます。

光刺激が、角膜 瞳孔 硝子体 網膜 視神経をとおって脳中枢に至る経路の障害で視力障害は発生します。各組織障害で生じる疾患は他項で述べさせていただきます。当院の診察において、それぞれの患者様の視力障害に至った状況を丁寧にご説明させていただいております。この項目では光の屈折状況を中心にご説明させていただいていることをご了承ください。通常若年者では、近見視力は良好ですが、概ね45歳以上で調節力(ご自分の水晶体が膨らむ現象)が障害され凸レンズの補正を要する場合老視と分類されます。なお縦方向と横方向の屈折度が異なる場合が乱視です。近視、遠視 およびそれぞれの乱視の度数を測定するのがオートレフラクトメーターです。

 オートレフラクトメーター

近視の場合、目を細めて過ごす癖がつきやすく眼鏡装用のタイミングが遅れてしまう場合があるので要注意です。

 片眼だけ視力が悪い時

片眼の視力が悪く、もう一方の目で00.7以上みえれば教室の後ろの席でも黒板の字が概ね読めると考えられています。

しかしながら、良い方の目が0.7以下の時は学業に支障が生じないよう対策を講じる必要があります。左右差が著しい、不同視状態も時にみつかります。
眼鏡では矯正が難く、左右のバランスをとるためコンタクトの装用が適応となる場合も少なくありません。

両眼とも視力が悪い場合

両眼とも視力が悪く、レンズで矯正できるならば早めに眼鏡を所持し、装用すべきです。「眼鏡をかけると近視が進む」 などと言われることがありますが、正しいかけ方」を眼科医に尋ねましょう

高度近視の場合

眼鏡は必需品です。厚い眼鏡レンズよりも、レンズの薄いコンタクトの方が矯正効率に優れていますので、日常生活において眼鏡とコンタクトを上手に使い分けましょう。

「眼鏡処方」について

小児用検眼セット

眼鏡処方を行う場合、検眼検査に併せて一連の眼科検査を行い屈折の問題以外に眼疾患の合の有無を探ることが大切だからです。
受診者の中には、PCや携帯の長時間使用で調節機能(ピント合わせ)の障害を併せもつ方が少なくありません。
小児では 調節緊張(仮性近視)が見られることが多いので
処方前に点眼や数回検査が必要なこともあります。
成人例では 老眼鏡の処方をきっかけに受診して糖尿病などの成人全身疾患が見つかることも少なくありません。

「眼鏡処方」に関する一連の検査は重要な診療行為です。このことはコンタクトレンズの処方においても例外でありませんので検眼はとても大切な診療行為です。